議 事 日 程
                         
第1 会期の決定                                     
第2 議案第1号   秦野市伊勢原市環境衛生組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
           の一部を改正することについて                    
第3 議案第2号   平成24年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計補正予算(第1号)を定める
           ことについて                            
第4 議案第3号   平成25年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計予算を定めることについて 
第5 報告第1号   専決処分の報告について                       
第6 議提議案第1号 秦野市伊勢原市環境衛生組合議会会議規則の一部を改正することについて 
第7 一般質問                                      
                                            
本日の会議に付した事件
 日程第1〜日程第7 議事日程に同じ
                                            
出席議員(10名)
  1番   川  口     薫        2番   村  上     茂
  3番   神  倉  寛  明        4番   込  山  弘  行
  5番   諸  星     光        6番   大  山     学
  7番   小  沼  富  夫        8番   山  本  一  恵
  9番   阿  蘇  佳  一       10番   中  台  和  子
                                            
欠席議員(なし)
                                            


説明員出席者
  組  合  長  古 谷 義 幸
  副 組 合 長   山 松太郎
  事 務 局 長  小 澤   勲
 (総  務  課)
  参事兼総務課長  小 澤   豊
  庶 務 班 主 幹  小清水 雅 之

 (施  設  課)
  参事兼施設課長  串 田   浩

  施 設 担 当  濱   一 彦
  専 任 技 幹

  計 画 班 技 幹  遠 藤   巌

 (工   場)
  工  場  長  井 上 邦 男
  施設管理班技幹  長 嶋 賢 治

  秦  野  市  北 村   徹
  環 境 産業部長

  伊 勢 原 市  志 村   功
  経 済 環境部長

  秦  野  市  大 津   徹
  参 事 兼 清 掃
  事 業 所 長

  伊 勢 原 市  吉 野 富 夫
  参事兼環境美化
  セ ン ター所長
                                            
議会事務局職員出席者
  事 務 局 長  谷 口 嘉 信
  事 務 局 次 長   橋 喜 勝

  次 長 補 佐  柏 木 秀 治
 (議事調査担当)

  議事調査班主査  遠 藤 一 成

  議 事 調 査 班  中 村 大 介
  主 任 主 事



          午前10時25分  開 会
〇阿蘇佳一議長 ただいまの出席議員は10人、全員の出席を得ております。
 これより平成25年秦野市伊勢原市環境衛生組合議会第1回定例会を開会いたします。
 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。
 直ちに本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
〇阿蘇佳一議長 会議録署名議員の指名を行います。
 この定例会の会議録署名議員は、会議規則第94条の規定に基づき、議長において中台和子議員及び川口薫議員を指名いたします。
                                            
    日程第1 会期の決定
〇阿蘇佳一議長 日程第1 「会期の決定」を議題といたします。
 お諮りいたします。この定例会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 御異議なしと認めます。
 したがって、会期は本日1日と決定いたしました。
                                            
    日程第2 議案第1号 秦野市伊勢原市環境衛生組合職員の給与に関する条例の
               一部を改正する条例の一部を改正することについて
    日程第3 議案第2号 平成24年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計補正予算
               (第1号)を定めることについて
    日程第4 議案第3号 平成25年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計予算を定
               めることについて
    日程第5 報告第1号 専決処分の報告について

〇阿蘇佳一議長 次に、日程第2 「議案第1号 秦野市伊勢原市環境衛生組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正することについて」から日程第5 「報告第1号 専決処分の報告について」まで、以上の4件を一括して議題といたします。
 組合長から提案理由の説明を求めます。
 組合長。
             〔組合長登壇〕
〇古谷義幸組合長 平成25年度、2013年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計予算案、その他諸案件を組合議会に提案するに当たり、組合運営について所信の一端を申し述べ、議会並びに秦野市、伊勢原市両市民の皆様に、御理解と御協力をお願い申し上げる次第であります。
 既に皆様御存じのように、本組合におきましては、本年1月、長年の悲願でありましたはだのクリーンセンターが完成いたしました。
 ここに至ることができましたのは、この事業に対して寛大なる御理解をくださいました御門自治会の皆様、周辺自治会の皆様、国、県及び秦野市、伊勢原市の関係者の皆様、そして多くの工事関係者の皆様の御尽力のたまものと、心から感謝を申し上げる次第であります。
 このはだのクリーンセンターは、市街地と豊かな自然環境を有する弘法山公園との間に立地しています。今後は、こうした特徴を生かしながら、安全、安心、安定を基軸とし、親しみの持てる開かれた施設運営に努めてまいります。そして、誰からも信頼される施設として地域に根差すことができますよう、組合職員一丸となって取り組んでまいる所存です。引き続き御指導、御鞭撻のほどお願い申し上げます。
 また、東日本大震災以来、電力供給の制約や電気料の値上げなど、エネルギー問題が社会的な課題となっておりますが、このはだのクリーンセンターは発電設備を備えております。
 本組合の施設として稼働を始めて、2か月程度でありますが、昨年7月にスタートした再生可能エネルギーの固定価格買取制度の発電設備として認定されたことにより、予想以上の成果を上げております。こうしたエネルギーの有効利用を図り、循環型社会のさらなる推進に取り組んでまいりたいと考えています。
 さて、本組合のごみ搬入状況について若干申し上げますと、可燃ごみは、近年、減少傾向にあり、平成23年度に搬入された可燃ごみは、平成22年度に比べ0.6%、量にして419トン減少しております。一方、不燃ごみ及び粗大ごみは増加傾向にあり、平成23年度搬入量は、平成22年度に比べ2.1%、量にして79トンの増加となっております。
 しかしながら、本年2月までの本年度の搬入量を見ますと、これまでと異なり、可燃ごみは増加、不燃ごみ及び粗大ごみは減少する傾向が見られます。
 ごみ量の増減・変動に関しては、両市の施策、景気や気候、ライフスタイルの変化など、さまざまな要因が影響していると考えられますが、いずれにいたしましても循環型社会の実現のためには、行政、事業者及び市民がそれぞれの立場で、より一層の資源化・減量化を進めていくことが必要であります。
 本組合といたしましても両市と連携し、特に4月以降は、はだのクリーンセンターの施設見学も始まりますので、このような機会を捉え、ごみの減量・資源化について、本組合の立場からも積極的にPRしてまいりたいと考えております。
 次に、環境保全対策について申し上げますと、本年度の伊勢原清掃工場からの排ガス、工場周辺土壌及び河川水、栗原一般廃棄物最終処分場放流水に含まれるダイオキシン類の測定結果は、前年度と同様、いずれも国の基準値を大幅に下回っております。
 今後も、新たに稼働を始めたはだのクリーンセンターとともに、燃焼管理に万全を期し、良好な地域環境の確保に努めてまいります。
 さて、本組合の新年度の主な事業について御説明いたします。
 まず、秦野斎場につきましては、火葬炉の定期修繕等を行い、施設の適切な維持管理に努めるとともに、将来の火葬需要等に的確に対応するための施設更新計画の具体化を進めます。
 また、集骨室の空調機や待合棟に給茶機を設置するなど、現施設の中での会葬者へのサービスの充実を図ってまいります。
 次に、じん芥処理事業の主なものでございますが、ごみ焼却処理において、はだのクリーンセンターとの2施設体制の一翼を担う90トン焼却施設は、耐火物等の焼却設備や灰搬出設備等の定期修繕を行い、適切な管理運営のもと、はだのクリーンセンターとの連携を密にして、可燃ごみの安全で安定的な処理を進めます。
 また、粗大ごみ処理施設につきましても、破砕設備等の定期修繕を行い、施設の適切な維持管理に努め、不燃・粗大ごみの安定処理を進めてまいります。
 そして、本年1月31日に本組合の施設として稼働を開始したはだのクリーンセンターは、保証期間となる当初の3年間の運営を、施設を最も熟知する設計・施工業者へ包括的に委託しましたので、今後は、本組合による的確なモニタリングの実施により、安全・安心はもちろんですが、さらに効率性の高い施設運営に努めてまいります。
 なお、はだのクリーンセンターから発生する焼却灰の一部につきましては、民間技術を活用して資源化するなど、循環型社会の構築に向けた取り組みを推進してまいります。
 以上、平成25年度における組合事業の概要について申し述べましたが、本組合の歳入の多くを秦野市及び伊勢原市からの分担金に依存しておりますことから、両市の厳しい財政状況を踏まえ、新年度の予算編成に当たりましては、事業の必要性や優先度、内容や施行状況等を再点検し、既存業務のより一層の効率化、合理化による経費節減に努めたものであります。
 引き続き、本定例会に提案いたしました諸案件について説明いたします。
 御提案いたしました案件は、平成25年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計予算案、条例の改正案1件、平成24年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計補正予算案及び報告事項1件の合わせて4件であります。
 初めに、「議案第3号 平成25年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計予算を定めることについて」を御説明いたします。
 平成25年度における歳入歳出予算総額は17億4,800万円で、前年度に比較しますと金額では64億2,900万円、率では78.62%の減となっております。
 それでは、予算の内容について順次御説明いたします。
 まず、歳出予算の性質別経費では、人件費は1名分の退職手当の減、平成24年度末退職職員2名分の給与費等の減額により、対前年度比8.48%の減となります。
 次に、物件費は、伊勢原清掃工場180トン焼却施設の停止により、これに係る需用費や委託料が減額する一方で、はだのクリーンセンターの包括運営業務委託料の増などにより、対前年度比14.95%の増となります。
 消費的経費全体では、3.62%の増額となります。
 普通建設事業費につきましては、クリーンセンターの建設工事などに係る経費の減額により、99.80%の減となります。
 次に、歳出予算の内容について、順次説明いたします。
 まず、議会費370万2,000円の主なものは人件費であり、総務費1億3,643万8,000円の主なものは、人件費及び負担金であります。
 衛生費は15億4,162万2,000円で、その内訳は斎場費が7,648万8,000円、施設計画推進費347万5,000円、清掃総務費2億9,096万5,000円、工場費6億4,060万3,000円、クリーンセンター費5億3,009万1,000円であります。
 斎場費の主なものは、斎場管理業務及び施設維持のための委託料で4,231万4,000円を計上いたしました。
 また、施設計画推進費は、斎場更新計画推進事業費として、斎場施設検討技術支援業務委託料、先進地視察のための経費など347万5,000円を計上しています。
 清掃総務費は、人件費が主なものであります。
 工場費の主なものは、薬剤購入等に係る消耗品費、電気料等の光熱水費、焼却施設並びに粗大ごみの処理施設等の修繕料など需用費として3億5,314万円、90トン焼却施設管理業務委託、粗大ごみ処理業務委託、栗原一般廃棄物最終処分場施設管理業務委託等の委託料として2億6,119万2,000円を計上いたしました。
 クリーンセンター費の主なものでは、はだのクリーンセンター包括運営業務委託、焼却灰運搬処分業務委託等の委託料などとして5億1,978万5,000円を計上いたしました。
 なお、施設建設推進費は、はだのクリーンセンターが完成したことにより皆減となっております。
 引き続き、歳入予算の内容について御説明いたします。
 初めに、分担金及び負担金でございますが、前年度と比較して24.45%減の12億6,190万2,000円を計上いたしました。
 その内訳は、秦野市分が7億8,016万1,000円、伊勢原市分が4億8,174万1,000円となっており、前年度と比較して、秦野市分が2億5,004万2,000円、伊勢原市分が1億5,830万9,000円、それぞれ減額となっております。
 減額の主な理由は、はだのクリーンセンターが完成したことによる事業費の減額によるものであります。
 使用料及び手数料につきましては、斎場使用料として2,978万2,000円、ごみ処理手数料として2億4,011万2,0000円、合わせて2億6,989万4,000円を見込みました。
 財産収入は、基金の運用利子として11万3,000円を見込み、繰入金につきましては、1名の退職者の退職手当の財源として職員退職給与準備基金から2,000万円を取り崩すこととしました。
 繰越金は5,000万円を計上し、諸収入につきましては、クリーンセンター売電収入として1億1,476万円、資源化物売却収入として3,033万4,000円など1億4,609万1,000円を見込みました。
 この売電収入につきましては、今後の収入状況を確認した上で、将来的な債務の償還のために活用することも検討したいと考えます。
 なお、国庫支出金、県支出金、組合債につきましては、クリーンセンター建設事業の財源としておりましたが、この事業の終了に伴い、皆減となっております。
 歳入歳出予算の詳細につきましては、予算に関する説明書及び予算資料をお配りしておりますので、細部についての説明は省略させていただきます。
 次に、「議案第1号 秦野市伊勢原市環境衛生組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正することについて」を御説明いたします。
 本案は、国家公務員に準じ、一般職職員の給料月額について減額の措置を講じるものであります。
 職員給与制度については、平成18年度から大幅な見直しを行った「給与構造改革」において、給料月額を平均4.8%引き下げるとともに、給料表の細分化を行いました。
 その際、昇給や昇格により、新たな給料月額が平成18年3月31日の時点で受けていた給料月額に達するまでの間、その差額を保障する経過措置を設けました。
 今回の改正で、この経過措置を段階的に廃止することとし、平成25年度は、その差額の2分の1を減額し、平成26年度からは全額を廃止するものであります。
 なお、本条例の施行日は、本年4月1日といたします。
 次に、「議案第2号 平成24年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計補正予算(第1号)を定めることについて」を説明いたします。
 本案は、歳入歳出それぞれ15億8,073万1,000円を減額するとともに、継続費の変更及び繰越明許費の設定をするものであります。
 補正の内容は、平成21年度から4か年の継続事業として実施してまいりましたクリーンセンター建設工事が終了したことに伴い、事業費及び継続費の年割額を減額し、その財源の見直しを行いました。
 また、今年度の施工を見送ることとした祇園下取水場解体撤去工事の事業費を減額するとともに、組合債の利率が想定を下回り、公債費の償還利子に不用額が見込まれるため、これを減額いたします。
 そして、これらの減額した事業費に相当する財源として、両市の分担金、国庫支出金、組合債をそれぞれ減額することといたしました。
 この財源の減額調整の結果、平成24年度の両市からの分担金が3億915万1,000円の減、国庫支出金が6億2,565万2,000円の減、組合債は6億7,330万円の減となりました。
 また、繰越金の予算未計上分につきましては、施設整備基金に積み立てることといたしました。
 これにより、平成24年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計の歳入歳出予算の総額は、65億9,626万9,000円となった次第であります。
 なお、継続費の変更は、ただいま説明いたしましたように、事業費及び平成24年度の年割額を変更するものであります。
 次に、繰越明許費ですが、斎場更新計画推進事業費におきまして、斎場環境測定委託業務、斎場火葬炉選定技術支援委託業務について、そのもととなる秦野斎場施設整備基本計画の作成に時間を要し、年度内の執行が困難になったため、繰り越しの措置を講じるものであります。
 また、地方債補正では、継続費の変更に伴い、限度額を変更するものであります。
 次に、「報告第1号 専決処分の報告について」を説明いたします。
 本件は、障害者自立支援法の改正により、秦野市伊勢原市環境衛生組合議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例で引用する同法の名称の変更及び条項の移動が生じたため、本組合が独自の政策判断を要しない、条例の規定の整理に関するものとして、地方自治法第180条第1項の規定による「議会の委任による組合長の専決処分について」に基づき、本年3月1日に専決処分しましたので、同条第2項の規定により報告するものであります。
 なお、条例の施行日は、本年4月1日といたします。
 以上で、本定例会に提案いたしました全ての案件の説明を終わります。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
             〔組合長降壇〕
〇阿蘇佳一議長 提案理由の説明は終わりました。
 これより審議に入るのでありますが、議事の整理上、区分して行います。
                                            
    日程第2 議案第1号 秦野市伊勢原市環境衛生組合職員の給与に関する条例の
               一部を改正する条例の一部を改正することについて

〇阿蘇佳一議長 まず、日程第2 「議案第1号 秦野市伊勢原市環境衛生組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正することについて」を議題といたします。
 これより質疑に入ります。
             〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
             〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 討論なしと認めます。
 議案第1号を採決いたします。
 議案第1号を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
             〔賛成者起立〕
〇阿蘇佳一議長 賛成全員であります。
 したがって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
                                            
    日程第3 議案第2号 平成24年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計補正予算
               (第1号)を定めることについて

〇阿蘇佳一議長 次に、日程第3 「議案第2号 平成24年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計補正予算(第1号)を定めることについて」を議題といたします。
 これより質疑に入ります。
             〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
             〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 討論なしと認めます。
 議案第2号を採決いたします。
 議案第2号を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
             〔賛成者起立〕
〇阿蘇佳一議長 賛成全員であります。
 したがって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
                                            
    日程第4 議案第3号 平成25年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計予算を定
               めることについて

〇阿蘇佳一議長 次に、日程第4 「議案第3号 平成25年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計予算を定めるとについて」を議題といたします。
 これより質疑に入ります。
             〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
             〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 討論なしと認めます。
 議案第3号を採決いたします。
 議案第3号を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
             〔賛成者起立〕
〇阿蘇佳一議長 賛成全員であります。
 したがって、議案第3号は原案のとおり可決されました。
                                            
    日程第5 報告第1号 専決処分の報告について
〇阿蘇佳一議長 次に、日程第5 「報告第1号 専決処分の報告について」を議題といたします。
 これより質疑に入ります。
             〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 質疑なしと認めます。
                                            
    日程第6 議提議案第1号 秦野市伊勢原市環境衛生組合議会会議規則の一部を
                 改正することについて

〇阿蘇佳一議長 次に、日程第6 「議提議案第1号 秦野市伊勢原市環境衛生組合議会会議規則の一部を改正することについて」を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 小沼富夫議員。
             〔小沼富夫議員登壇〕
〇7番小沼富夫議員 ただいま議題となりました「議提議案第1号 秦野市伊勢原市環境衛生組合議会会議規則の一部を改正することについて」を御説明いたします。
 本案は、秦野市及び伊勢原市における関連規則の規程内容との整合を図り、あわせて字句の整理をするため、所要の改正をするものであります。
 よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。
             〔小沼富夫議員降壇〕
〇阿蘇佳一議長 提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
             〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
             〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 討論なしと認めます。
 議提議案第1号を採決いたします。
 議提議案第1号を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
             〔賛成者起立〕
〇阿蘇佳一議長 賛成全員であります。
 したがって、議提議案第1号は原案のとおり可決されました。
                                            
    日程第7 一般質問
〇阿蘇佳一議長 次に、日程第7 「一般質問」を行います。
 一般質問は、発言通告一覧表に従い質問を行います。
 大山学議員。
             〔大山 学議員登壇〕
〇6番大山 学議員 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、さきに通告しました一般質問をいたします。
 新クリーンセンターは、地元自治会の皆様、工事関係者、そして秦野市、伊勢原市両市の関係者、この計画にかかわった全ての方々の長年にわたる御努力により、2月4日に竣工式が行われ、新たに、はだのクリーンセンターとして稼働いたしました。関係者の御努力に感謝するとともに、今後の安心・安全な施設の運営が行われることを念じ、さきに通告いたしました、はだのクリーンセンターの稼働後の実績について一般質問をいたします。
 伊勢原清掃工場の焼却施設の老朽化に伴い、2010年11月から建設工事が始まった本クリーンセンターは、本年2月4日に竣工式が行われました。竣工後約1か月半が経った、はだのクリーンセンターは総合評価方式による性能発注に決定した経緯があります。ごみ処理能力は1日200トン、最大3,820キロワットの発電能力があり、売電による年間約1億円の収入を見込んでいるものとしております。
 そこで、1か月半経過した中で、実績と初期の性能が設計どおり発揮されているかを中心に質問いたします。
 初めに、実績について、現在のごみ搬入量はどのくらいであるのか。
 次に、焼却灰の量はどのくらいであるのか。
 次、設計どおりの発電量が出ているのか。
 次に、安全性について、運用面に関して初期のトラブル等はなかったのか。
 最後に、環境面については、排ガスの各種成分は規制内におさまっており安全なのか。さらに、騒音や震動については、周辺住民の皆様に迷惑をかけていないのか、その測定方法を含めて確認いたします。
 以上、壇上よりの質問といたします。
             〔大山 学議員降壇〕
〇阿蘇佳一議長 事務局長。
〇小澤 勲事務局長 大山議員の御質問にお答えいたします。
 御承知のとおり、はだのクリーンセンター建設工事は、本年1月30日に竣工し、翌31日には本組合による施設の運営を開始いたしました。また、施設の引き渡しに先立ち、昨年12月25日から28日にかけまして、発注者の本組合、受注者の日立造船株式会社、それから施工監理者の一般財団法人日本環境衛生センターの3者による引き渡し性能試験を実施し、本組合が発注仕様書で定めました性能や能力が確保できていることを確認しております。
 御質問は、はだのクリーンセンター稼働後のごみの搬入量、焼却灰の発生量、発電の実績についてでありましたので、本組合の施設として稼働を始めました1月31日から、データがそろいます今月15日までの44日間の実績をお答えをいたします。
 初めに、ごみの搬入量についてですが、はだのクリーンセンターには、通常は秦野市の可燃ごみの全部の量と伊勢原市の事業系ごみが搬入されております。また、伊勢原清掃工場の90トン焼却施設が点検等で休止するときには、伊勢原市の家庭ごみも搬入されます。その場合は、両市の可燃ごみ、燃やすごみの全量をはだのクリーンセンターで処理することとなります。
 1月31日から今月15日までのごみの搬入量は6,271トンで、搬入日数は日曜日を除きまして38日間でありましたので、1日平均165トンの搬入量となります。このうち2月初旬から90トン焼却施設が定期修繕で休止いたしましたので、27日間は両市のごみの全量、1日平均で186トンの搬入がありました。また、90トン焼却施設が稼働していました11日間は、1日平均114トンの搬入となります。この時期は1年の中でもごみ量が少ないこともありまして、はだのクリーンセンターの1日200トンの処理能力から考えますと、比較的余裕のあるごみの搬入量となっております。
 次に、焼却灰でありますが、1月31日からごみ処理施設性能指針に基づく90日間の連続運転を開始しております。これは、施設の安定稼働を確認するために、3年間の保証期間中に実施を義務づけているものであります。今月15日までの44日間で7,945トンの焼却を行い、568トンの焼却灰、298トンの飛灰が発生しております。これらは全量を栗原一般廃棄物最終処分場に埋め立て処理をしております。なお、平成25年度は、焼却灰の一部を県外の民間施設で資源化する予定であります。
 ごみの焼却量に対しまして、現状では10.9%の灰が発生しております。これは、設計値であります11.3%の範囲内におさまる灰の量となっております。
 次に、発電量でありますが、申し上げましたとおり、引き渡し以降は2炉運転を継続しておりますので、発電量も定格の3,820キロワットに近い値で推移しております。44日間の発電電力量は約402万キロワットアワーであり、これからはだのクリーンセンターでの使用電力を除いた送電電力量、すなわち売電をいたしました電力量は295万キロワットアワーでありました。これらを1時間に換算いたしますと、発電電力量は約3,800キロワットアワー、送電電力量は約2,800キロワットアワーとなっております。
 なお、売電に関しましては、はだのクリーンセンターが、国、これは経済産業省でございますが、経済産業省により再生可能エネルギー発電設備に認定されました。そのため、この2月から売電単価の一部がバイオマス発電設備の単価となりましたので、2月は28日間で約2,000万円の売電額となっております。これは、認定を受ける前の単価で売電した場合の約2倍の金額に相当します。
 続きまして、安全性における御質問にお答えをいたします。一般的に施設の稼働当初は、設計・施工上の初期トラブルが発生しやすい傾向があるとされておりますが、幸いにも、はだのクリーンセンターにおきましては、部品の交換などはありましたが、調査を要するようなトラブル等は起きておりません。しかしながら、本格稼働からまだ2か月が経過するところでありますので、今後の運営の中で緊張感を持って十分な監視や確認を行い、不具合等については迅速かつ的確な対応を図ってまいりたいと考えております。
 また、引き渡し性能試験では、環境面での安全・安心を確認する項目として、煙突からの排ガスに含まれる大気汚染物質をはじめ、敷地境界2か所で騒音、振動、悪臭等の測定を行いました。大気汚染物質については法令より厳しい基準を、また、その他の項目では公害関係法令の規制基準値等をはだのクリーンセンターにおける保証値としましたが、その結果は全ての項目において保証値を下回る良好な数値でありました。
 また、今後の施設運営におきましては、事業者として年6回の排ガスの定期測定を実施するほか、下水道への排水につきましては、毎月実施する項目と年1回実施する項目に分けて水質の分析を行います。また、騒音、振動、悪臭につきましては、年2回、夏と冬に測定をしてまいります。
 さらに、煙突からの排ガスは、分析計等によりリアルタイムの測定も行っております。はだのクリーンセンターの正門横と2階の見学者通路に設置しております、排ガス表示盤に計測値を表示しております。
 このほか地元の御門自治会とともに設置いたしましたクリーンセンター環境運営委員会におきまして、周辺2地点での環境大気の測定、土壌及び河川水のダイオキシン類の測定を年2回実施することが決定しておりますので、今後も環境面における安全・安心の確認を継続してまいります。
 なお、御承知のとおり、はだのクリーンセンターの稼働による周辺環境への影響は、平成18年度から平成21年度にかけまして実施いたしました、神奈川県の環境影響評価条例に基づく環境アセスメントにおきまして、「周辺の生活環境に著しい影響を及ぼすことはない」という予測評価結果を公表するとともに、関係住民の皆様に説明をしてまいりました。
 なお、来年度から平成26年度にかけまして、同条例に規定されております事後調査を実施し、検証する予定であります。
 以上でございます。
〇阿蘇佳一議長 大山学議員。
〇6番大山 学議員 初期の性能が出ていると、それからまた安心・安全に稼働されているということで、まず一安心はしたところであります。
 そこで、確認していきたいと思いますけれども、はだのクリーンセンターの年間処理能力について1点確認したいと思います。
 次に、平成23年度秦野市、伊勢原市の両市で出たごみの総量を、この場をおかりしまして確認をいたします。
 それから、伊勢原清掃工場の90トン焼却施設の現状、秦野市と伊勢原市で2つの清掃工場を稼働させているということで、まず90トン焼却施設の現状を確認していきたいと思います。
 よろしくお願いします。
〇阿蘇佳一議長 事務局長。
〇小澤 勲事務局長 再度の御質問にお答えいたします。
 初めに、はだのクリーンセンターの年間の処理能力についてでありますが、一般的に焼却施設につきましては、保守点検や定期修繕の期間と、そのための焼却炉の立ち上げや立ち下げに要する日数を85日といたしております。これを除いた280日が年間稼働日数となります。はだのクリーンセンターは、1日当たりの処理能力が200トンでありますので、これに280日を乗じて、年間の定格処理能力を5万6,000トンといたしております。
 続きまして、平成23年度に本組合が処理をした両市の可燃ごみ、燃やすごみの総量についてお答えをいたします。ごみの年間の焼却量でございますが、こちらは6万5,685トンでありました。なお、昨年度までは、可燃ごみについては減少傾向で推移をしておりましたが、本年2月までの状況ではございますが、今年度は若干の増加が見込まれているところでございます。
 続きまして、伊勢原清掃工場90トン焼却施設の現状についてお答えをいたします。はだのクリーンセンターは、昨年11月5日から焼却を伴う試験運転を開始いたしました。これに合わせて、伊勢原清掃工場では180トン焼却施設を休止させて、90トン焼却施設のみの運転へと切りかわりました。その際、90トン焼却施設の運転は、それまでの委託による運転から、休止いたしました180トン焼却施設を運転管理しておりました本組合職員による直営運転へと移行いたしました。焼却施設は、施設によって操作方法が異なりますことから、運転管理の移行に当たりましては、事前の研修や事後における指導等により、円滑な引き継ぎが行えるよう心がけてきたところであります。
 現在は、はだのクリーンセンターと90トン焼却施設の2施設体制による焼却処理を進めておりますが、90トン焼却施設は昭和60年10月に稼働を開始しております。27年の歳月が経過する中で、両市のごみの分別・減量施策やライフスタイルの変化等によりまして、現在のごみ質は、設計時、基準ごみで言いますと1,500キロカロリーに比べまして高カロリー化、2,270キロカロリーというふうに高カロリー化をしてございます。
 こうした高カロリーのごみ燃焼に伴う焼却炉内温度の高温化や排ガス量の増加に対処するため、焼却炉内へ投入するごみ量を減らす方法で燃焼を管理することとなっておりまして、これによって処理能力の低下が生じることになります。
 現在、90トン焼却施設では、伊勢原市の家庭ごみと両市の可燃性粗大ごみを処理しておりますが、水分が多く燃焼カロリーの低い事業系のごみを処理対象から外したこと、またカロリーが高い可燃性粗大ごみの影響などによりまして、燃焼カロリーが平成23年度よりもさらに高くなる傾向が見られておりますので、年間処理量の低下が懸念されるところであります。
 いましばらくは注意して状況を見きわめる必要があると考えております。その結果によっては、収集区分を再度考えていくことなども含めた対策を両市とともに検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
〇阿蘇佳一議長 大山学議員。
〇6番大山 学議員 3回目ということで。
 はだのクリーンセンターの処理能力が年間5万6,000トン、平成23年度のごみの実績が6万5,685トンですか、これは1万トンの乖離があると。そうすると、現在は90トン焼却施設が稼働しているから何とか対応できているということですけれども、そして現状でも、90トン焼却施設が定期修繕等で稼働できないときは、はだのクリーンセンターに持ってこなければならないということで、この年間1万トンというのはかなり大きな数字だと思うのですけれども、これは十分対応できるのか。90トン焼却施設の定期修繕中には十分対応できるのかというのを質問するとともに、今後90トン焼却施設の寿命が来て廃炉という時期が当然来ます。そのときに、この1万トンというのはどのように処理するのか、その展望があるのかを確認いたします。
〇阿蘇佳一議長 事務局長。
〇小澤 勲事務局長 お答えいたします。
 平成25年度のはだのクリーンセンターにおける計画処理量でありますが、これは先ほど申し上げました定格処理量よりも1,000トン少ない5万5,000トンを設定しております。また、90トン焼却施設は、ごみ質の変化、先ほども申し上げましたが、高カロリー化に対応するため、定格処理量2万5,200トンより1万2,300トン少ない1万2,900トン、率にして51%の量を設定しております。計画処理量の2施設合計は6万7,900トンとなりますので、平成23年度の焼却実績6万5,685トンに対しまして、若干多目の設定(2,200トン増)をしておりますが、これは予算上、最低限の安全を考慮したものであります。
 はだのクリーンセンターの計画処理量には、90トン焼却施設の定期修繕時の振りかえ分も含んでおりますので、はだのクリーンセンターが通常の運転を行っていれば、問題なく処理できるものと考えております。また、突発的に90トン焼却施設が稼働を停止する事態が発生した場合でも、はだのクリーンセンターのごみピットの残量にもよりますが、焼却能力の余力と合わせまして、1か月程度は受け入れが可能と考えております。
 次に、90トン焼却施設の廃止後の展望という御質問でございますが、今年度からスタートしております、両市の見直した後のごみ処理基本計画における将来のごみ量の推計値から申し上げますと、平成31年度には、はだのクリーンセンターの定格処理量であります5万6,000トンを下回りますので、はだのクリーンセンター1施設で両市の可燃ごみ、燃やすごみを処理できることになります。しかしながら、これはあくまでも想定であります。今後のごみ減量等の行方によっては、状況の変化も考えられます。実際に減量傾向で推移していたごみが、一転して増加するリバウンド現象なども過去にはありました。また、先ほども申し上げましたように、今年度は若干の増加傾向も見られます。
 いずれにいたしましても、現状のごみ量を減らさなければ、はだのクリーンセンターのみで両市のごみを処理することは困難であります。本組合といたしましても、両市とともにごみの減量・資源化の啓発に積極的に努めてまいりますが、こうしたごみ量の推移を注視しまして、90トン焼却施設の廃止の時期は、的確に見きわめていく必要があると考えております。
 以上でございます。
             〔「ありがとうございました」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 以上で大山学議員の「一般質問」を終わります。
 これで一般質問を終わります。
                                            
〇阿蘇佳一議長 以上で、この定例会の会議に付議されました事件は全て議了いたしました。
 これで、平成25年秦野市伊勢原市環境衛生組合議会第1回定例会を閉会いたします。
          午前11時13分  閉 会