議 事 日 程
                          
                                    
第1 議席の指定                                     
第2 会期の決定                                     
第3 副議長の選挙                                    
第4 議案第4号 秦野市伊勢原市環境衛生組合監査委員の選任について            
第5 報告第2号 平成24年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計繰越明許費繰越計算書     
第6 一般質問                                      
                                            
本日の会議に付した事件
 日程第1〜日程第6 議事日程に同じ
                                            
出席議員(10名)
  1番   川  口     薫        2番   村  上     茂
  3番   神  倉  寛  明        4番   込  山  弘  行
  5番   諸  星     光        6番   前  澤  良  二
  7番   越  水     清        8番   土  山  由 美 子
  9番   阿  蘇  佳  一       10番   石  川  節  治
                                            
欠席議員(なし)
                                            


説明員出席者
  組  合  長  古 谷 義 幸
  副 組 合 長   山 松太郎
  事 務 局 長  小 澤   勲
 (総  務  課)
  総 務 課 長  小清水 政 克
  庶 務 班 主 幹  小清水 雅 之

 (施  設  課)
  参事兼施設課長  串 田   浩

  施 設 担 当  濱   一 彦
  専 任 技 幹

  計 画 班 技 幹  遠 藤   巌

 (工   場)
  工  場  長  内 藤 康 雄
  施設管理班技幹  長 嶋 賢 治

  秦  野  市  北 村   徹
  環 境 産業部長

  伊 勢 原 市  志 村   功
  経 済 環境部長

  秦  野  市  大 津   徹
  参 事 兼 清 掃
  事 業 所 長

  伊 勢 原 市  高 梨 ~ 房
  環 境 美 化
  セ ン ター所長
                                            
議会事務局職員出席者
  事 務 局 長  谷 口 嘉 信
  事 務 局 次 長   橋 喜 勝

  次 長 補 佐  柏 木 秀 治
 (議事調査担当)

  議事調査班主査  古尾谷 明 美

  議 事 調 査 班  中 村 武 史
  主 任 主 事



          午前10時04分  開 会
〇阿蘇佳一議長 ただいまの出席議員は10人、全員の出席を得ております。
 これより平成25年秦野市伊勢原市環境衛生組合議会第2回定例会を開会いたします。
 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。
 直ちに本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
〇阿蘇佳一議長 会議録署名議員の指名を行います。
 この定例会の会議録署名議員は、会議規則第90条の規定に基づき、議長において村上茂議員及び神倉寛明議員を指名いたします。
                                            
    議長報告
〇阿蘇佳一議長 日程に入る前に、御報告いたします。
 平成25年5月15日付で伊勢原市議会議長から、土山由美子議員、前澤良二議員、石川節治議員、越水清議員が、それぞれ当組合議会の議員に選出された旨の通知を受理いたしました。
 以上で報告を終わります。
                                            
    日程第1 議席の指定
〇阿蘇佳一議長 日程第1 「議席の指定」を議題といたします。
 新たに伊勢原市から選出されました議員の議席を指定いたします。
 議席は、会議規則第3条第2項の規定に基づき、議長において指定いたします。
 その議席番号と氏名を議会事務局長に朗読させます。
 議会事務局長。
〇谷口嘉信議会事務局長 朗読いたします。
       6番 前 澤 良 二 議員   7番 越 水   清 議員
       8番 土 山 由美子 議員   10番 石 川 節 治 議員
 以上でございます。
〇阿蘇佳一議長 お諮りいたします。
 ただいま朗読いたしましたとおり、議席を指定することに御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 御異議なしと認めます。
 したがって、ただいま朗読いたしましたとおり議席を指定することに決定いたしました。
                                            
     日程第2 会期の決定
〇阿蘇佳一議長 次に、日程第2 「会期の決定」を議題といたします。
 お諮りいたします。この定例会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 御異議なしと認めます。
 したがって、会期は本日1日と決定いたしました。
                                            
    日程第3 副議長の選挙
〇阿蘇佳一議長 日程第3 「副議長の選挙」を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定に基づき、指名推選によることとし、議長において指名することといたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 御異議なしと認めます。
 したがって、議長において指名することに決定いたしました。
 副議長に石川節治議員を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました石川節治議員を副議長の当選人と定めることに御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 御異議なしと認めます。
 したがって、ただいま指名いたしました石川節治議員が副議長に当選されました。
 ただいま副議長に当選されました石川節治議員が議場におられますので、本席から会議規則第31条第2項の規定に基づき告知いたします。
 この際、副議長に当選されました石川節治議員に御挨拶をお願いをいたします。
 石川節治議員。
             〔石川節治議員登壇〕
〇10番石川節治議員 おはようございます。ただいま議員の皆様方からの御推挙を賜りまして、副議長の大役を仰せつかりました石川節治でございます。議長を補佐しながら議会運営が円滑に進むよう務めてまいりたいと思っております。皆様方の御指導と御鞭撻を心からお願い申し上げまして、甚だ簡単でありますけれども、一言就任の御挨拶にかえさせていただきます。よろしくお願いします。
             〔石川節治議員降壇〕
〇阿蘇佳一議長 ありがとうございました。
                                            
    日程第4 議案第4号 秦野市伊勢原市環境衛生組合監査委員の選任について
〇阿蘇佳一議長 次に、日程第4 「議案第4号 秦野市伊勢原市環境衛生組合監査委員の選任について」を議題といたします。
 組合長から提案理由の説明を求めます。
 組合長。
             〔組合長登壇〕
〇古谷義幸組合長 ただいま議題となりました「議案第4号 秦野市伊勢原市環境衛生組合監査委員の選任について」を御説明いたします。
 本案は、本組合監査委員のうち組合議会議員から選任いたしておりました山本一恵委員の任期が本年5月14日をもって満了となりましたので、後任の委員に前澤良二議員を選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
 以上をもちまして、説明を終わります。御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
             〔組合長降壇〕
〇阿蘇佳一議長 提案理由の説明は終わりました。
 本件については、一身上の事件と認められますので、地方自治法第117条の規定に基づき、前澤良二議員の退席を求めます。
             〔前澤良二議員退席〕
〇阿蘇佳一議長 これより質疑に入ります。
             〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第4号については、討論を省略し採決に入りたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 御異議なしと認めます。
 したがって、議案第4号に対する討論を省略することに決定いたしました。
 議案第4号を採決をいたします。
 ただいま議題となっております議案第4号については、これに同意することに御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 御異議なしと認めます。
 したがって、議案第4号については、これに同意することに決定いたしました。
 前澤良二議員の着席を求めます。
             〔前澤良二議員着席〕
                                            
    日程第5 報告第2号 平成24年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計繰越明許
               費繰越計算書                   

〇阿蘇佳一議長 次に、日程第5 「報告第2号 平成24年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計繰越明許費繰越計算書」を議題といたします。
 組合長から提案理由の説明を求めます。
 組合長。
             〔組合長登壇〕
〇古谷義幸組合長 ただいま議題となりました「報告第2号 平成24年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計繰越明許費繰越計算書」について御説明いたします。
 本件は、去る3月定例会において繰越明許費の議決をいただいております斎場更新計画推進事業費の斎場環境測定業務委託料266万円及び斎場火葬炉選定技術支援業務委託料580万円の合わせて846万円を平成25年度に繰り越ししましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものであります。
 以上で説明を終わります。よろしく御審議をお願いいたします。
             〔組合長降壇〕
〇阿蘇佳一議長 提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
             〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇阿蘇佳一議長 質疑なしと認めます。
                                            
    日程第6 一般質問
〇阿蘇佳一議長 次に、日程第6 「一般質問」を行います。
 一般質問は、発言通告一覧表に従い質問を行います。
 川口薫議員。
             〔川口 薫議員登壇〕
〇1番川口 薫議員 それでは、議長の発言の許可をいただきましたので、通告に基づき、ごみ処理施設の今後の体制等について質問をいたします。
 はだのクリーンセンターは、ことし1月31日に組合の新たな施設として本格稼働し、5か月余りを経過いたしました。先ほどの議員連絡会でも報告がありましたように、3月には排ガスに含まれる塩化水素の濃度が一時的に自主規制値を超えたために、施設の稼働を停止させるというアクシデントが発生しました。周辺環境等に影響するような大事には至らなかったことはせめてもの救いでした。
 私から申し上げるまでもなく、廃棄物処理施設は、必要性は認めるけれども、自分の家の近くにはつくってほしくないという、いわゆる迷惑施設であります。そのようなことを考えますと、施設の運営に当たっては、細心の注意を払い安全運転に努めなければならないところですが、今回の経過を聞く限りでは、少なからず油断があったのではないかと想像いたします。二度とこのようなことが起こらないように気を引き締めて今後の施設運営を行っていただきたいと切に要望いたします。
 さて、新たな秦野・伊勢原地域循環型社会形成推進地域計画では、組合が運営する中間処理施設のうち、伊勢原清掃工場の粗大ごみ処理施設については、建てかえの必要性がある施設として位置づけられております。この施設は、昭和63年に建設され、現在25年を経過し、更新時期を迎えているとのことです。昨年の12月にも私自身現地に行き、施設を見てまいりました。そのときの職員の説明によれば、建て屋自体は昭和46年に建設され、その後、昭和54年と63年に増築したということでした。
 見た目にもかなり古い施設と映りました。施設の中に入ると、狭いスペースや空調のきかないつくりであることに少なからず驚かされました。トタン板の壁のすき間から冷たい外気が入り込むような環境の中で、ベルトコンベヤーで流れてくる不燃ごみの中から人の手で資源物をより分けるという作業が行われています。また、ベルトコンベヤーや破砕機の機械音が大音量でひっきりなしに響いており、大声で話さないと会話できないような状況でありました。
 さらに、屋外では、運び込まれた粗大ごみの解体作業がこれも人の手によって行われておりました。資源物などが種類ごとに整然と分けられていましたが、この作業スペースは屋根はあるものの壁などで囲まれているわけではなく、しかも山際のため日当たりが悪いことから、冬の時期は大変寒い場所でありました。
 このような状況を目の当たりにしまして、非常に厳しい作業環境であることを実感いたしました。できるだけ早く施設の更新ができることを望みますが、新たな地域計画においては、どのようなストーリーを描いているのかお伺いをしたいと思います。
 次に、はだのクリーンセンターでは、秦野市の家庭ごみと秦野市と伊勢原市の事業系ごみを焼却処理しているわけですが、先日配られたはだのクリーンセンターニュースによりますと、はだのクリーンセンターにごみを持ち込む収集車は、1日平均で110台程度ということです。また、これらの車両は、県道秦野二宮線のクリーンセンター入り口交差点から市道63号線を通ってはだのクリーンセンターに入るルートのみとなっております。この道路については、部分的な拡幅工事が行われるなど、交通安全対策についても地元の要望を踏まえて進められていますが、二市組合としてできることがあればお伺いしたいと思います。
 以上、2次質問は自席で行わせていただきます。お願いいたします。
             〔川口 薫議員降壇〕
〇阿蘇佳一議長 事務局長。
〇小澤 勲事務局長 川口議員の御質問にお答えをいたします。
 初めに、御指摘のありました塩化水素濃度の自主規制値超えによるはだのクリーンセンターの緊急停止につきましては、大変御心配をおかけいたしましてまことに申しわけございませんでした。本組合といたしましても、本格稼働後の順調な施設運転のさなかの出来事でありましたので、まさかという思いでありました。自主規制値30ppmを1.3ppm超過する31.3ppmとなりましたが、この数値は、大気汚染防止法で定める排出基準430ppmに対し、はるかに低い数値でありましたので、周辺住民の皆様に御迷惑をおかけすることはなかったものの、安全・安心な施設運営を目指している本組合にとりましては、ゆゆしき事態であります。今後、同じミスは許されませんので、運営を委託している日立造船株式会社とともに再発防止策を講じ、地元の皆様をはじめ両市市民の皆様の信頼確保に向けて全力で取り組んでまいりますので、議員の皆様にもどうぞお力添えをいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、御質問のごみ処理施設の今後の体制等について、具体的には2点ございました。初めに、粗大ごみ処理施設の更新に関する考え方からお答えをいたします。
 現在、本組合の伊勢原清掃工場には、稼働を停止いたしました180トン焼却施設、昭和60年稼働の90トン焼却施設、そして昭和63年稼働の粗大ごみ処理施設がございます。このうち90トン焼却施設につきましては、今後、両市のごみの減量化が進み、はだのクリーンセンターのみによる焼却処理が可能になった段階で休炉といたしますので、施設を更新する計画はございません。したがいまして、本組合として次に建てかえるべき施設は、粗大ごみ処理施設になります。この施設は、議員がおっしゃられたとおり、昭和46年に建築された建物に2度の増改築を加えて現状に至っております。その2度目の大きな改造が昭和63年だったことから、これを竣工年といたしておりますが、実態といたしましては、40年以上前の建て屋部分が残る老朽化が進む施設であることは否めない状況にあります。
 平成21年度に廃棄物処理法の施行規則により義務づけられております精密機能検査を実施いたしましたが、このときの報告によれば、建物の老朽化は相当な状況にあること、また、狭い場所での高密度な施設配置による作業性の低下への懸念などが指摘されております。さらに、作業者の作業環境確保や安定的な処理能力の維持等の点から、施設の早急な建てかえや再配置の検討についても考察が述べられております。これらの現状は、当然本組合としても把握をしておりますので、日々の点検や補修などにより対応しているものの、抜本的な解決は施設の建てかえに委ねるところが大きいと考えております。
 また、一方で、伊勢原清掃工場におきまして、優先的に実施しなければならないのが休止をいたしました180トン焼却施設の解体・撤去であります。本組合といたしましても、できる限り早い時期に解体したいと考えており、それは地元の皆様も望んでおられることと承知をしておりますが、解体に当たりましては、ダイオキシン類のばく露防止対策を施す必要があります。したがいまして、かなり大がかりな養生をした上で工事を進めることとなります。御承知のとおり、現行の交付金制度では焼却施設の解体事業そのものは交付金の対象にはなりません。しかしながら、解体後の跡地を廃棄物処理施設の用地として活用することによりまして、交付金の対象事業として認められることになります。
 そこで、老朽化が進む粗大ごみ処理施設の現状と現行の交付金制度を総合的に捉えた中で、180トン焼却施設解体後の跡地に粗大ごみ処理施設の更新施設を整備する方向で計画を進めてまいりたいと考えております。一昨年度改定され、昨年度からスタートいたしました両市のごみ処理基本計画をもとに、今年度から平成29年度までの計画として、三者で新たに、お話がございました循環型社会形成推進地域計画を作成いたしました。この地域計画の中で180トン焼却施設の解体工事につきましては、財産処分等の手続などに要する諸調整期間を考慮して、平成28年度から29年度に設定をいたしました。そして、その後の粗大ごみ処理施設の整備につきましては、平成31年度と32年度の2か年間を想定した連続性を持たせた計画といたしております。なお、現時点におきます施設の内容は、平成32年度の粗大ごみと不燃ごみ量の推計値から、日量17トン程度の処理能力を見込むほか、資源物ストックヤード等の整備を想定しているところではありますが、今後の秦野・伊勢原両市の分別資源化の方向などもしっかりと踏まえた上で、具体的な計画を検討してまいります。
 続いて、2点目のはだのクリーンセンター周辺の交通安全対策についての御質問でありますが、はだのクリーンセンターへのアクセス道路となります秦野市道63号線につきましては、御承知のとおり、昨年度秦野市により道路南側の歩道が整備されました。この歩道と本組合が敷地北側に来場者の利便と安全を図るために整備しました幅2メートル、延長120メートルの環境学習広場敷地内通路を接続させたことによりまして、県道交差点からはだのクリーンセンターの収集車両専用出入り口までの安全な歩行者動線を確保いたしております。今年度は、引き続き秦野市により道路北側の歩道の一部が整備される見込みとなっております。
 本組合といたしましても、住民の皆様が心配されるはだのクリーンセンター周辺の交通安全につきましては、十分に配慮した上で施設運営を行わなければいけないと考えてまいりました。そのために施設の設計におきまして、ただいま申し上げました敷地内通路の設置のほかに、収集車両の専用出入り口は敷地境界から3メートル程度後退させるとともに、出入り口周辺の門扉の周囲を柵にすることで、退出時に道路へ出る際の左右の見通しを確保いたしております。
 また、施設の運営面におきます交通安全対策といたしましては、通学・通勤時間帯となる午前7時30分から8時30分の間は、薬剤等の搬入や焼却灰を搬出するための大型車両の走行を原則禁止とし、また収集車によるごみの搬入は、午前8時30分以降といたしております。さらには、地元の意向を受けまして秦野市と調整し、ごみの収集時以外は通行を禁止する区域を設けました。特に弘法山側から市道63号線を下ってくるはだのクリーンセンターへのアクセスは禁止しております。これらは地元との約束事となっておりますが、今後ルール違反等に係る地元からの通報や苦情につきましては、両市との情報交換を密にするとともに、はだのクリーンセンター構内に注意を喚起する文書を掲示するなど、適切な対応に努めてまいります。
 以上です。
〇阿蘇佳一議長 川口薫議員。
〇1番川口 薫議員 いろいろと丁寧な説明ありがとうございました。
 まず、1点目の一番最初の私の要望ということで話させていただいたのですが、思わぬというか、油断から招いた部分があるかなと思いますが、連絡会でも報告があったように、きちんとした対応策というのですか、これから対策を立てて、このような事故が起こらないようにお願いをしたいと、地元からもお願いしたいなと思っております。
 まず、再質問の関係ですけれども、1点目の粗大ごみ処理施設の更新についてでは、180トン焼却施設の解体とセットで進めていくということと、それからそれらのおおむねのスケジュールについてはよくわかりました。以前にも確認させていただいて、今の答弁にもあったのですが、両市のごみの減量、資源化が予定どおりに進むと、いずれは90トン焼却施設の稼働を終了して、はだのクリーンセンターによる可燃ごみの単独処理が可能になると。現在、粗大ごみは伊勢原清掃工場で解体されて、可燃ごみ、不燃ごみ、資源にそれぞれ分けられているというようなことで、そのうち可燃ごみは、同一敷地内の現在の90トン焼却施設で焼却処理としているということなので、粗大ごみの中間処理という点では、ここ1か所で完結していると思うのですけれども、90トン焼却施設をとめた後は、この体制を維持することができなくなると、そのときにどのように体制の変化に対応するつもりなのか、お聞かせ願いたいと思います。
 それから、交通安全については、地元の皆さんにとっては大変切実な問題だと思います。秦野市と二市組合それぞれの持ち分というか状況はわかるのですけれども、市民の目線から言うと、どちらも区別はないわけですから、ぜひとも秦野市と連携をとって、また搬入車両は伊勢原市からも来るわけですから、3者が共通の交通安全意識を持って安全対策に万全を期していただきたいと思っています。
 そこで、1つ伺いたいのですが、はだのクリーンセンターへの搬入ルートは県道秦野二宮線からのルートのみとなっています。弘法山からおりてくるルートは禁止されています。これは、はだのクリーンセンターから山側の市道63号線の道路幅が狭い上に、ところどころ見通しの悪いカーブがあることから当然のことと理解できるのですけれども、もし仮に県道側から経路が何らかの理由で通行不能になった場合は、どのような対応を考えられているのかお伺いをいたします。
〇阿蘇佳一議長 事務局長。
〇小澤 勲事務局長 再度の御質問にお答えをいたします。
 90トン焼却施設の休炉後の粗大ごみ処理の体制はどのようになるのかという御質問をいただきました。粗大ごみの現状の流れでございますけれども、収集については秦野市も伊勢原市も予約制による個別の収集と自己搬入の2通りの方法をとっております。この自己搬入先は秦野市民は清掃事業所、伊勢原市民は環境美化センターですので、伊勢原清掃工場の粗大ごみ処理施設へ市民が直接粗大ごみを持ち込まれることは原則としてありません。粗大ごみの運搬は、清掃事業所並びに環境美化センターが行っております。
 伊勢原清掃工場に運び込まれた粗大ごみは、まず可燃性のものであれば90トン焼却施設の破砕機にかけた後に焼却処理をされます。不燃性の粗大ごみや不燃と可燃が混在する粗大ごみは解体して、可燃、不燃、資源に選別いたしまして、可燃ごみは90トン焼却施設で焼却処理、不燃ごみは粗大ごみ処理施設で破砕機にかけた後、鉄くずと不燃物残渣に分けております。資源物は分別して種類ごとに保管をいたしまして、最終的には資源化業者へ売り渡すこととなります。
 これらの粗大ごみの処理工程は、可燃と不燃粗大の処理施設がある現在の伊勢原清掃工場であれば、御指摘のとおり1か所で行うことが可能でございますけれども、90トン焼却施設の休炉後は、御指摘のとおり伊勢原清掃工場では可燃性粗大ごみや可燃性の残渣の処理ができなくなるという課題が生じます。したがいまして、これらは、はだのクリーンセンターでの焼却になりますので、一旦伊勢原清掃工場まで運び込んだ粗大ごみを選別後にはだのクリーンセンターへ再運搬するという工程が必要になります。施設の配置上やむを得ない工程ではありますが、ここで生じる時間的、経費的なロスを極力小さくし、合理的な体制をとるための対策が必要であると考えております。このことは、両市の収集運搬方法とも密接に関係いたしますので、実のところ既に本組合から問題として投げかけをさせていただいているところでございます。今後は、三者に共通の課題として、最善の方法を模索をしていきたいと考えております。
 続きまして、ごみ収集車両がはだのクリーンセンターへ進入する県道側からのルートが通行できない場合の対応についての御質問がございました。実のところこれまでそのような事態は想定しておりませんでしたので、この場で明確なお答えはできませんけれども、秦野市は弘法山側からのはだのクリーンセンターへのアクセスにつきましては認めておりません。これは、市道63号線が朝夕の通勤時や幹線道路が混雑しているときなどには、抜け道として通行する車両が多いこと、また道路幅員が狭く、すれ違いのための待機スペースが少ないことに加えまして、弘法山へのハイキングコースのサブコースとして利用されていることなどを考慮したものであります。そして、このことは地元の自治会にも約束をしている事項であります。
 しかしながら、何らかの理由によりまして通常の搬入ルートが通行不能となるような非常事態に陥った場合は、問題が発生をした場所にもよりますが、緊急避難的な対応として一時的、限定的な通行も考える必要があると思います。また、通常の搬入ルートの復旧策を優先的に講じて、できるだけ早期に正常なごみ運搬体制の回復に努めなければなりませんし、場合によっては他市等への焼却処理を委託するといったことも選択肢の1つに加えておくことも必要と考えます。
 いずれにいたしましても、このような事態に備えて地元自治会との調整や秦野市との対応策の検討なども事前に進めておきたいと考えております。なお、はだのクリーンセンターの安全・安心な管理運営を推進するための組織といたしまして、地元の御門自治会と秦野市及び本組合で組織いたしましたクリーンセンター環境運営委員会、この委員会には川口議員にも御門自治会からの要請がありまして、御出席をいただいておりますが、この環境運営委員会にも相談をして御意見を伺っておきたいと考えております。
 以上でございます。
〇阿蘇佳一議長 川口薫議員。
〇1番川口 薫議員 ありがとうございました。
 まずは、90トン焼却施設の休炉後の焼却施設ははだのクリーンセンターだけになるわけですから、可燃物はここで処理ができないとお聞きいたしました。粗大ごみの処理の過程で粗大ごみ処理施設とはだのクリーンセンター、お互いに非常に密接に関連する施設であるので、多少位置は離れている状況はあるのですけれども、先ほど言われたように合理的な方法を考えていただいて、無駄のない処理の体制というか、そういうものを考えていただきたいなと思います。
 それから、その搬入ルートの関係ですが、何か事が起きたときに想定していなかったと、いろんな最近のその想定外という話もあるのですけれども、やはり市と地元としっかりと協議をまずしていただきたいなと思います。
 また、緊急避難的な対応として秦野市のほうでも弘法山からはだのクリーンセンターまでのルートについては、一時的、限定的に通行も考える必要性ということは持っているようだなと思うのですけれども、その辺のことを含めてはだのクリーンセンターから弘法山、弘法山からはだのクリーンセンターと言ったほうがいいのかな、その部分は二市組合の関係ではないのですけれども、秦野市としてやはりそのルートに一定の退避場所を確保するとかいうようなことは、今後必要ではないのかなと思うのです。ぜひその辺も今後の課題として、古谷組合長いらっしゃるわけで、2枚の看板を背負っているわけなので、ぜひその辺は秦野市としても考えをしていただいて、よりスムーズな運営ができればいいかなと思います。
 やはり本来通れる道があって、地元との約束があって、そこは約束だからということで、でも実際はだのクリーンセンターが動く状況がある。だけれども、外に持っていくという話はやっぱりないと思うのです。だから、その辺はやっぱり内々の中できっちりと話をしていただきながら、対応をできるような状況、多分地元でもちゃんとした退避場所とかが整備されれば、納得していただけるものというふうに私は思うので、ぜひその辺も検討していただいて、よりよい運営ができるようにしていただきたいというふうに要望いたしまして、私の質問を終わります。
 以上です。
〇阿蘇佳一議長 以上で川口薫議員の「一般質問」を終わります。
 土山由美子議員。
             〔土山由美子議員登壇〕
〇8番土山由美子議員 ただいま議長から許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。
 大きな1番、180トン焼却施設の解体について。はだのクリーンセンターは、平成22年着工から約3年弱の期間を経て、平成25年1月に竣工となりました。秦野市、伊勢原市両市の関係者の皆様の尽力と地元の皆様の理解と協力により、市民生活には欠かすことのできない廃棄物の処理が最新鋭の設備機器で安心・安全に処理することが実現いたしました。大変喜ばしいことと思います。
 特に焼却炉で発生します排ガスについては、法定より厳しい自主規制値を設定していること、さらに焼却によって発生する熱を有効活用して発電を行う環境省の循環型社会形成推進交付金対象事業の高効率ごみ発電施設としては県内初とのことで、このことは現在また将来に向けて大変重要であると考えます。
 さて、はだのクリーンセンターは、本年の竣工以来稼働を続けていることですが、それに伴い伊勢原清掃工場の180トン焼却施設は、昭和51年から昨年までの37年間に及ぶ稼働を終えて、ただいま停止しているとのことです。この停止状態にある180トン焼却施設は、今後解体されるわけですが、具体的な解体の予定、解体の計画についての考え方を説明いただきたいと思います。
 次に、大きな2点目の質問として、90トン焼却施設の停止についてお聞きいたします。90トン焼却施設は、昭和60年から稼働を開始し、28年が経過しようとしています。既に停止をしている37年間稼働してきた180トン焼却施設と比較してみますと、年数的にはまだかなり余裕があるのかと考えます。しかし、平成31年度には、ごみ量の推計がはだのクリーンセンターの定格処理量5万6,000トンを下回るので、はだのクリーンセンター1施設で両市の可燃ごみ、燃やすごみを処理できるとの考えが示されています。このような展望、想定ではありますが、状況の変化を把握し、ごみの減量、資源化によるごみの量の推移を注視した上で、的確に見きわめる必要があるとの考え方が過去の答弁で述べられていました。
 平成31年度には、90トン焼却施設の停止が予想されているわけですが、その中でごみの高カロリー化により処理量の低下の問題はどのように影響するのか、また景気状況などによってはごみ量がリバウンドする可能性が考えられますが、その影響についてはどのように考えているのか、説明をいただきたいと思います。
 以上、壇上での質問を終わります。よろしく答弁お願いいたします。
             〔土山由美子議員降壇〕
〇阿蘇佳一議長 事務局長。
〇小澤 勲事務局長 土山議員の御質問にお答えをいたします。
 御質問は、180トン焼却施設の解体と90トン焼却施設の停止について、大きくは2点ございました。先ほどの川口議員の御質問に対する答弁と少し重複するところがございますけれども、その点は御容赦いただきたいと存じます。
 初めに、180トン焼却施設の解体についてお答えをいたします。本年1月30日にはだのクリーンセンターが竣工し、翌31日から本組合による本格稼働が始まりました。御承知のとおりはだのクリーンセンターは、伊勢原清掃工場180トン焼却施設の更新施設として整備をいたしましたので、はだのクリーンセンターの完成により180トン焼却施設はその役目を終了したわけであります。現在は、廃棄物処理法上の廃止の手続を進めるとともに、施設においては、ごみピット、灰ピット、焼却設備等各所の清掃や薬品の抜き取りなど、安全及び衛生上の処置を施し、その上で、周囲に仮囲いのフェンスを設置して、防犯と安全の確保に努めている状況であります。
 なお、排ガス処理に使用いたしましたバグフィルターのろ布は、切断をいたしましてフレコンバッグにおさめ、灰バンカー室に密閉して管理しております。また、焼却設備と煙突の間を鉄板でふさぎ、外気との接触を断ち切っておりますので、有害物質が大気中に漏れることはございません。
 御承知のとおり180トン焼却施設は、昭和51年に建設した旧耐震構造の建築物であります。そのため平成18年度に耐震補強工事を行い、耐震指標のIs値をワンランク引き上げることができました。すなわち「震度6強から7の大規模地震に対して、倒壊、崩壊の危険性が高い」から「危険性がある」というレベルの建物構造になったということでございます。現状では、人が建物内で作業することはありませんので、人命保護といった点での心配はなくなりましたが、崩壊や倒壊の危険性がなくなったわけではありませんから、できるだけ早い時期に解体撤去したいと考えております。
 具体的には、今年度から平成29年度までの5年間の計画として、秦野市、伊勢原市及び本組合が新たに作成をいたしました秦野・伊勢原地域循環型社会形成推進地域計画第二期におきまして、解体工事を平成28年度から29年度にかけて実施するものとして位置づけております。
 次に、この解体工事に当たっての課題でありました経費の関係でありますけれども、現行の交付金制度では、単に焼却施設を解体するだけではその工事費は交付金の対象にはなりません。しかし、解体後の跡地を一般廃棄物処理施設用地として再度活用することによりまして、解体工事費用が交付金の対象となります。そのため、この跡地活用に関しまして、秦野市、伊勢原市及び本組合の三者で協議を進めてまいりました。先ほど川口薫議員の御質問にお答えしましたように、更新が急がれる本組合のごみ処理施設といたしましては、粗大ごみ処理施設がございます。昨年度からスタートいたしました新たな両市のごみ処理基本計画等の中でも、次期粗大ごみ処理施設の整備の必要性が述べられております。
 さらに、先ほど申し上げました地域計画におきましては、180トン焼却施設の跡地を利用して新たな粗大ごみ処理施設を整備するといった方向性をお示しさせていただいたところであります。これにより4億円弱と試算をしております解体工事費に対して、3分の1程度を交付金として財源確保できるのではないかと考えております。
 次に、90トン焼却施設の停止につきましてお答えをいたします。90トン焼却施設は、昭和60年10月に稼働を開始し、現時点で27年を経過をしておりますが、日ごろから入念なメンテナンスを行ってまいりましたので、まだまだ継続的な使用が可能な施設であると見ております。定格処理能力は、1日24時間で90トンのごみ焼却を可能とするものであります。
 処理するごみでありますが、はだのクリーンセンターの稼働後は、伊勢原市内のごみステーションに出された家庭ごみを基本とし、さらに伊勢原市民の個人搬入ごみ、秦野市民の一部個人搬入ごみ、これは不燃・可燃の混載の場合のごみでありますが、これらを対象としております。
 また、ごみのカロリーと焼却量の関係についてのお尋ねもありましたが、ごみのカロリーとは、ごみが燃えるときに発生する熱量のことで、ごみの種類によって異なります。一般的には水分を多く含む生ごみなどはカロリーが低く、木材やプラスチック類は高いと言えます。90トン焼却施設の設計当時のごみの熱量は、1,500キロカロリー程度でしたが、その後のライフスタイルの変化や分別手法の多様化等によりまして、現在ではおよそ2,300キロカロリーまで高カロリー化が進んでおります。このような高カロリーのごみは燃えやすく、燃焼管理という点では低カロリーのごみよりも扱いやすいという点があるのですが、焼却炉内が高温化し、排ガス量の増加や焼却炉の傷みを早めるなどの弊害も生じます。そのため焼却ごみ量を減少させることでごみの高カロリー化に対応している状況にあります。こうしたことから90トン焼却施設の今年度の定格処理量につきましては、1万2,900トン、1日ベースに換算いたしますと60トンとしておりますので、定格処理能力90トンの7割弱程度で運転をしておるところであります。
 また、90トン焼却施設の停止時期につきましては、両市のごみ処理基本計画による将来のごみ量の推計に基づき、平成30年度ごろを想定していると申し上げております。これは、お話がございましたように、平成31年度のごみ量がはだのクリーンセンターの年間処理能力であります5万6,000トンを下回るため、クリーンセンター1施設で両市の可燃ごみの処理が可能となる見込みによるものであります。しかしながら、このタイムスケジュールは、あくまでも推計どおりにごみの減量化が進むことが前提となっております。これは、ごみ減量・資源化に対する両市市民の協力なくしてはなし得ませんし、減量が予定どおり進まなかった場合には、停止時期もこれに合わせて遅れることとなります。
 また、リバウンドということで御質問もありましたように、減少傾向にあったごみが一転して増加に転じるといったリバウンド現象はこれまでにも何度かございました。申し上げるまでもありませんけれども、90トン焼却施設停止後にはだのクリーンセンターの処理能力を超えるごみ量へのリバウンドは、絶対に避けなければならないことで、90トン焼却施設の停止時期につきましては、先ほど御質問にもありましたように、今後のごみ量の推移を注視しまして、秦野市及び伊勢原市との十分な連携調整を図りながら、慎重に見きわめてまいりたいと考えております。
 以上です。
〇阿蘇佳一議長 土山由美子議員。
〇8番土山由美子議員 ありがとうございました。
 それでは、2つほど再質問させていただきたいと思います。粗大ごみ処理施設整備事業によると、解体の時期は平成28年度からできるのではないかと、今そちらの方向で向かっているという答弁をいただきました。更新予定ができたということは大変いいことだと思いますけれども、平成28年度までに大体3年間ぐらい時期があるわけです。内閣府の中央防災会議の地震の予測などを見ますと、東海地震が切迫しているという指摘もあり、3年間の間はどうなるのかなという市民としての心配があるので、その考え方をお聞きしたいのと、それから90トン焼却施設のほうでは、かなり余裕を持って高カロリー化にもリバウンドにも対応できる、90トン焼却施設はまだ稼働に余裕があるとの御答弁でしたけれども、私たち市民もやはり減量とか資源化については、引き続き努力をしなければならないと思いますし、事業者の方にも周知徹底をしていただきたいと考えるわけですけれども、やはり人口推計がどうなるのか、また景気動向がどのように進むのかという財政見通しなど、いろいろ要素があると思いますけれども、メンテナンスなども含めまして、90トン焼却施設がもし、平成31年度に停止ではなくて、稼働が必要な状況というのが出てきたとしましたら、ざっくりで構いませんけれども、財政的なアフターはどれくらいなのかということを教えていただきたいと思います。
 以上、2点よろしくお願いいたします。
〇阿蘇佳一議長 事務局長。
〇小澤 勲事務局長 再質問にお答えをいたします。
 180トン焼却施設は停止しておりますが、この施設が平成28年度には解体ということで、地域計画の中で現在位置づけをさせていただいているところでありますけれども、同焼却施設につきましては、はだのクリーンセンターが試運転を開始いたしました昨年11月に稼働を停止しております。現在までに8カ月が経過をしておりますけれども、先ほどもお答えしましたように、この間に設備類の清掃やダイオキシン類などの有害物質を含みますそういった設備関係の清掃は済んでおりますし、またバグフィルターにつきましては、短く裁断をして、フレコンバッグに密閉をして灰バンカー室に保管をしているというところでありまして、この灰バンカー室については、平成13年度から14年度にかけて行ったダイオキシン類削減対策事業において整備をいたしました新耐震基準に適合した建物であります。したがいまして、大規模地震に対しまして倒壊、崩壊の危険性が低いとされる構造でありますことから、保管場所として適していると判断して、そちらに保管をしておりますので、解体までの間に万が一大規模地震に遭遇した場合でも、周辺環境への有害物質の漏えいについては阻止できるというふうに考えておるところであります。
 それから、2点目の財政負担ということでの御質問ございました。90トン焼却施設が停止できなかったらどのくらいの負担がということで、少し逆のお答えになるかもしれませんが、90トン焼却施設の停止によりまして見込まれる財政負担の軽減、どのくらい、逆を申し上げれば同じと思うのですが、という観点から少しお答えをさせていただきますが、90トンの焼却施設の維持管理に係る経費、具体的には、施設の補修費、光熱水費、薬剤等の経費でございますけれども、こちらについては平成25年度予算では2億7,170万9,000円を計上いたしておるところでございます。単純計算でいきますと、施設を停止することによってこの分がなくなる、減ずるということは言えるかと思います。逆に停止できなければ、こういった費用がかかるということでございます。
 両市の分担割合から両市の分担金を試算いたしますと、秦野市が約1億7,000万円、それで伊勢原市では約1億円の減額が見込まれます。
〇阿蘇佳一議長 土山由美子議員。
〇8番土山由美子議員 了解いたしました。
 3年の間に想定される地震が来ても、いろんな対策は適正に行われているということですので、一応大丈夫かなとは思いますけれども、想定外のこともいろいろありますので、引き続き注視をして、いろんな安全対策をいつも想定していただく姿勢が大事なのかなと考えます。
 また、90トン焼却施設の財政負担のお答えもわかりました。ありがとうございました。
 以上です。
〇阿蘇佳一議長 以上で土山由美子議員の「一般質問」を終わります。
 これで一般質問を終わります。
                                            
〇阿蘇佳一議長 以上で、この定例会の会議に付議されました事件は全て議了いたしました。
 これで、平成25年秦野市伊勢原市環境衛生組合議会第2回定例会を閉会いたします。
          午前10時56分  閉 会